茨城県 | 地域ブランドの育成支援
CHALLENGE
OUTCOME
魅力度向上に課題を抱える茨城県。地域固有の観光資源を活用し、未来の茨城の魅力を牽引する強力な地域ブランドを育成すべく、ひたちなか大洗エリアを起点にした新たなブランドコンセプトを提案。現在、実装段階に入った「花絶景いばらき」では、国営ひたち海浜公園を中心に四季折々の花の美しさを訴求し、茨城ならではの魅力を広めている。今年度はInstagramでのフォトコンテストや継続的なコンテンツ発信、訪問者目線で編集された特設ウェブサイトの開設を通じ、中長期的な地域ブランドの育成を目指す。
茨城県の代表的な観光地であるひたちなか大洗エリア。しかし、それぞれの観光スポットが分散しており、エリア全体での回遊性を高める取り組みが求められていた。NEWPEACEは、このエリアの中心的な存在であり国内外から多くの観光客を集める「国営ひたち海浜公園」に注目。公園をエリア全体のブランドの核として位置づけ、周辺の観光地と連携することで、回遊性を促進し、地域の魅力をより効果的に伝える地域ブランドの育成を試みる。
国営ひたち海浜公園は、春に一面を覆うネモフィラや、秋に丘を彩るコキアなど、四季折々の花々の絶景が楽しめる場所として有名。しかし、茨城県全体もまた、1年を通して見頃の花が絶えない、全国でも珍しい県。この豊かな自然資源を生かし、「花絶景」という言葉をブランドコンセプトとして提案した。まだ特定の地域に結びついていないこの言葉を茨城県の象徴とし、県全体を「花絶景」の地として位置づけるべく、プロモーション活動を開始した。
まず「花絶景いばらき」のプロモーションの主戦場として、公式Instagramアカウントを開設。ここでは、茨城県内の花の絶景情報を、親しみやすいトーンで発信し、コアターゲットである若年女性のニーズやインサイトに合ったデザインやコンテンツを提供する。
また、ユーザーの投稿によって「花絶景いばらき」を広め、多彩な花の絶景を発見してもらうため、「あなたが見つけた、いばらきの花絶景」をテーマにしたフォトコンテストを実施。第1期では、春夏に茨城県内で撮影された花々が応募され、総数1,522件の投稿が集まった。
さらに、2024年9月には「花絶景いばらき」の魅力を広く伝えるため、行政目線にとらわれない、県外からの訪問者目線で編集された特設ウェブサイトも開設。
https://hanazekkei.pref.ibaraki.jp
このサイトでは、実際の訪問者やインフルエンサーによるレビューや体験談をもとに、写真の撮り方や周辺のおすすめスポット、花の見頃情報などを紹介する。特に、県外から訪れる観光客にとって周遊計画が立てやすいよう、近隣の宿泊施設、飲食店情報も充実させていく。また、視覚的にも訴求力のあるデザインを採用し、実際に現地を訪れたくなるようなインタラクティブなコンテンツを取り入れ、閲覧者の興味を引きつける仕組みを取り入れた。
茨城県の豊かな自然や観光資源を、県外からの視点で再定義し、その魅力を新たな世界観として構築。この世界観をもとに、観光コンテンツを選定し、花絶景を核としてブランド育成支援を行っている。今後は、お土産・グッズ開発や国外からの誘客促進も視野に、エリア全体の活性化と将来的な地域経済の成長を見据えた支援を行っていく。
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YOPPY
ロゴデザインをはじめ花絶景の世界観をつくり、プロジェクト全体のアートディレクションを担当。
Yuri Abo
プロジェクト全体のプロジェクトマネジメントを担当。
谷本好
Instagramのプランニングから投稿作成、インフルエンサーアサイン、アカウント運用に至るまで、プロジェクトのSNSにまつわる業務を一貫して担当。
高木新平
ひたちなかエリアの地域ブランドコンセプトと戦略を立案。
大塚誠也
WEBデザイナー井上太輝
Producer / Strategist(Freiheit Inc.)坂ノ上あいみ
PRコンサルタント(株式会社プラチナム)上田理紗子
PRコンサルタント(株式会社プラチナム)