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ナハト | ドラマを起こせ。

創業者の思想を宿し、組織の熱量を未来へつなぐ企業アイデンティティを設計・実装

クライアント
株式会社ナハト
サービス
スタートアップ
ソリューション
CI/VI開発

CHALLENGE

急成長によって薄まりかけた組織の求心力を、高めながら新たな物語を描けるか。

 

OUTCOME

創業者の思想を起点に、事業ドメインよりも企業の在り方を軸としたコーポレートアイデンティティを構築。

 


急成長の裏側で薄まり始めた、組織の熱量

2018年、アフィリエイト事業から始まったナハト。その後、インフルエンサーマーケティング、SNS広告、広告代理店へと事業領域を拡大。D2Cや二次流通をはじめとする自社事業も展開し、創業8期で売上300億円規模まで成長してきた。

 

事業の成長とともに組織も急速に拡大する一方、代表の安達氏は、創業期からナハトを動かしてきた熱量や一体感が、少しずつ薄まり始めていることに危機感を抱いていた。ナハトが見据えているのは、売上2000億円、そしてその先の成長。そこへ向かうには、社内のメンバーだけでなく、さまざまな企業や志をともにする仲間を巻き込みながら、新たな価値を共創していく必要がある。

 

社内を束ねる求心力と、社外を巻き込む遠心力。その両方を生み出すために。ナハトの企業としてのアイデンティティを問い直すプロジェクトが始まった。

 

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3つの漫画から見えてきた、ありたい組織像

ナハトの歴史や事業を紐解きながら、あるべき会社の姿について安達氏との議論を重ねていった。その中で、ひとつの壁にぶつかった。どんな角度から問いを投げても、安達氏の話は最後には必ず「仲間」へと戻っていくのだ。

 

多くの企業では、「社会に何を提供したいのか」「どのような事業成長を遂げたいのか」といった外側への意志から企業ブランディングを考えていく。一方で、安達氏が熱量深く繰り返し語るのは、どんな仲間と、どんな組織をつくりたいかということだった。

 

それこそがナハトらしさであり、この会社のユニークネスでもある。一方、社外から共感を得るには、もう一段広い視点で言葉を捉え直す必要があった。安達氏は、この組織の先にどんな景色を見ているのか。その答えを掴み切れず、議論は何度も立ち止まった。そんなある日「これを読んでほしいです」と手渡されたのが、3つの漫画だった。

 

『HUNTER×HUNTER』
『アイシールド21』
『キングダム』

 

100冊を超える物語を読み進める中で、安達氏が思い描く組織の姿が少しずつ見えてきた。描かれていたのは、仲間を信じ、それぞれの個性をぶつけ合いながら、大きな壁へ挑み続けるチームの姿だった。その物語に触れる中で、安達氏が対話の中で繰り返し語っていた言葉の意味が、プロジェクトチームの中でも一つにつながっていった。

 

そして、一つの問いが生まれる。ナハトが、本当に立ち向かうべき「敵」とは何なのか。社会に対してどんなスタンスを掲げ、何に挑む組織なのか。その問いに向き合ったとき、ナハトというブランドの輪郭が見え始めた。

 

「ドラマを起こせ。」────ナハトを象徴する言葉とビジュアル

 

その敵とは、現代社会に根づく、かっこ書きの「正しさ」だ。

 

AIをはじめとするテクノロジーの進化により、社会はますます便利で合理的になっている。一方で、再現性のある成功や効率が重視され、失敗するかもしれない挑戦よりも、確実な正解を選ぶことが「賢い選択」とされる空気も広がっている。

 

しかし、安達氏が描く組織は、その逆にあった。失敗したっていい。笑われたっていい。仲間と本音でぶつかりながら、まだ誰も見たことのない未来へ挑む。若手であってもリスクを取り、次々と事業を立ち上げ、挑戦を繰り返す。その過程そのものを面白がり、人の心を動かし、情熱で現実を書き換えていく。

 

その一連の営みを「ドラマ」と定義し、不変のナハトの核としてミッション「ドラマを起こせ。」を掲げた。

 

 

この世界観を社内外へ表明するため、ビジュアルアイデンティティも刷新した。

 

「ドラマ」というテーマをデザインへ再解釈し、ロゴタイプは文字同士をつなぐことで、仲間とともに挑み続ける組織を表現。シンボルマークは、逆境の中でも立ち上がる挑戦への情熱を象徴する「炎」をモチーフとした。

 

ドラマを起こせるのは、「まだいける」と前を向いた瞬間。その一瞬を描いたシンボルマークを「IKERU」と名付け、思わず目で追い、愛着が湧くブランドの象徴として、社内外のあらゆる接点へ展開していく設計とした。

 

 


CIムービー

 

サウンドロゴ

 

思想を、社員一人ひとりの日常へ

ブランディングは、言葉やロゴをつくるだけでは意味がない。社員一人ひとりがその背景を理解し、自分自身の判断や行動に重ね合わせて初めて、企業のアイデンティティになる。

 

思想を日々の仕事へ落とし込むため、ドラマを起こす3つの条件をバリューとして定義。安達氏が繰り返し話した内容をもとに、社員が自然と口にし、判断の拠り所となる言葉として設計した。

 

 

さらに、企業アイデンティティそのものだけでなく、それが生まれるまでのプロセスを組織で共有することを重視した。そのため、リブランディング策定の初期段階から議論のプロセスにカメラを入れ、経営陣が葛藤し、言葉を磨き上げていく過程を記録。さらに、役員一人ひとりが自らの経験をもとに「ドラマを起こせ。」を語り合う様子も収め、一本のドキュメンタリーへと編集した。

 

 

完成した映像は全社総会で上映され、涙を流す社員もいた。策定された言葉だけでなく、その背景にある葛藤や思考まで共有したことで、「ドラマを起こせ。」は会社から与えられたスローガンではなく、自分たちの物語として受け止められていった。

 

 

組織を束ね、次の成長へ人を巻き込む企業へ

「ドラマを起こせ。」というミッションを起点に、ビジュアルアイデンティティ、バリュー、までを一貫して再構築。急成長の中で薄れ始めていた組織の熱量を、創業以来大事にしてきた思想を起点に取り戻し、社員一人ひとりが挑戦し続けるための共通言語を獲得。組織を束ねながら、新たな仲間や企業を巻き込み、次の成長へ向かう企業へと進化した。

 

創業者の思想を起点に、組織の未来を構想し、次の成長を支える企業アイデンティティを描く。 NEWPEACEでは、企業が抱える本質的な課題を紐解き、存在意義や価値観の再定義から、その世界観の実装までを一貫して支援している。


本プロジェクトのクリエイティブディレクターを務めた高木と、ナハト代表・安達氏によるインタビュー動画も公開中。本記事では書ききれなかったプロジェクトの背景や、ブランドに込めた考えをぜひご覧ください。

 

【特別対談】経営理念2026の裏側。ナハト代表 安達 友基×ニューピース 高木 新平氏が明かす、「ドラマを起こせ。」に込められた強い組織を作る言葉の育て方とは

 

【特別対談】新ロゴ制作の裏側。ナハト代表 安達 友基×ニューピース 高木 新平氏が明かす、新ロゴ「IKERU」に宿した緻密なこだわりと完成までの軌跡

チーム

Team

NEWPEACE

  • 高木 新平

    Creative Director

      

  • 桐野 遼

    Director

      

  • 波田野 奈津江

    Project Manager

      

Partner

  • 小杉 幸一

    Art Director, Designer - VI(株式会社onehappy)
  • 水井 翔

    Movie Director, Motion Designer(P.I.C.S. management)
  • Erik Reiff

    Music Director(株式会社Black Cat White Cat Music)
  • Kenny Dallas

    Music Producer(株式会社Black Cat White Cat Music)
  • 田部井 優佳

    Movie Producer(株式会社P.I.C.S.)
  • 岩川 和幹

    Documentary Director

株式会社ナハト