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フリーランスだった私がNEWPEACEでチームになりたいと思った話【エントリーブログ】

はじめまして。6月からNEWPEACEに入社した谷本 好 (たにもと このみ)です。

 

新卒から5年、ほとんどの期間をフリーランスとして働いてきた私ですが、この度NEWPEACEに会社員としてJOINすることを決めました。

 

「フリーランスから会社員」

 

そしてそれが何故「NEWPEACE」だったのか。

 

一見「どうして?」と思われることも多いのですが、「こんな風にキャリアを選ぶ人もいる」ということは、なにより過去のわたしが1番知りたかったことでもあるので「同じような誰かに届くといいな」「あわよくば参考になれば嬉しいな」という気持ちを込め、これを書いています。

 

フリーランスとして生きる自分が感じたやりがい

わたしは大学時代、ホテルでバイトしていたことをキッカケに、ホテルのブランドディレクターやPRなどを担うようになり、大学卒業後はフリーランスとしてSNSまわりを中心に仕事をしてきました。

 

わたしがSNSを仕事にし始めた頃は、まだまだ「SNSが仕事になる」という認識を持った人も少なく、それゆえの苦労こそたまにありましたが、それでも大好きだったブランドのSNSを担当したり、自分がSNS監修として入った番組が目標を大きく超えてヒットしたり、大好きな国に仕事で遊びに行くことができたりと、今考えてもフリーランスとして過ごした日々はとても充実していたと思います。

 

毎日のように「この働き方が自分に合っているな」と実感していましたし、早くにフリーランスという選択肢を見つけられた自分はラッキーだったな、とすら感じていました。

 

5年を経たことで、なんとなくフリーランスとしての立ち振る舞いみたいなものも理解できましたし、実際「1人で」「悠々自適」に生きていくなら困ることはなかったと思います。

 

しかし、日々を過ごす中で、次第にわたしが今感じている「幸せ」は単に「1人で快適な場所にいる」ということなのかもしれないとも感じるようになりました。

 

フリーランスだからこそ、翌日の時間を考えずに夜中駆けつけることができたり、急な電話に対応できたりするわけで、「1人で快適な場所にいる」ことが悪いことだとは思いませんし、むしろその恩恵を最大限享受していた自覚もあるのですが、なんというか「1人で快適に過ごす」ことが自分にとっての「幸せ」に当てはまるとは限らないんだということに「気づいた」という感じでした。

 

例えば、わたしはコロナが流行するずっと前からリモートワークでしたが、もっともっとリモートワークが必要だろうと思う友人はみんな出社が義務のなか頑張って働いていました。

 

わたしが「今日はなんとなく疲れてる気がするから寝る日にしよう」と決め、平日に休んでいる間も、過労から生理がこなくなった友人は婦人科に行く時間もないまま仕事をしていました。

 

「声をあげられる時にあげよう!」と余裕のあるタイミングでLGBTQの人権について発信するわたしに対し、当事者の友人は社会に蔓延る差別に傷つきながら、必要にせまられる形で「アクティビスト」として活動していました。

 

課題が山積みの社会で「ここなら安全だ」と思える場所を見つけ、生きられることはとても素晴らしいことですが、わたしは「大切な人たちと一緒に、みんなで幸せになれる未来を模索したい」と思うようになりました。

 

「かっこいい服を着るより、素敵な部屋に住むより、まず誰の尊厳も傷つけない人間でありたい。」

 

この気持ちを1番に持っていたいし、それを社会全体で叶えるためには「安全な場所でただ待ってるだけではいけない」と考えるようになりました。

 

 

“遠く” へ行くために、仲間と頑張ること。チームになりたいという想い。

最初はもちろん「できればフリーランスのまま、社会を前進させる仕事がしたい」と考えていました。

 

前述したように、フリーランスという働き方はわたしに合っていましたし、合っていたからこそ、好きな配分で働けたからこそ、心の余裕があったわけで。この余白を残しておかないと「社会のために動きたい」と思えるエネルギーが残らないのでは?と懸念していました。

 

実際、フリーランスとして仕事していたときも、自分なりに意義のある仕事ができたと思えることは何度もありましたし、「フリーランスのまま」でいることも不可能なことではなかったと思います。

 

でも、納得できる仕事をして「こういうことをしっかり積み重ねていきたい」と思えば思うほど「1人のままでは遠くへ行けない」を痛感するようになりました。1人ではなく「同じ景色を共有できる人とチームになりたい」と考えるようになりました。

 

ほとんど帰宅部な卓球部に所属していた中学時代。わたしの下の代に強い選手が4人入ってきたことで「あと1人。お前が強くなれば団体戦で全国大会に行けるかもしれない。」と言われ、1日9時間の猛特訓を重ねた結果、本当に北信越を優勝し、全国大会に出場できたことがありました。

 

今でもあれは奇跡だと思っていますが、今も昔もわたしの人生を前に押し出すのは「仲間のために頑張りたい」と心に決めた瞬間なんだと思います。

 

自分の見てきたものが、実はすべてNEWPEACEにつながっていた。

NEWPEACEのことはフリーランスの頃から知っていました。

 

でも「NEWPEACE」という会社名を知っていたわけではなく、NEWPEACEの「仕事」を知っていた、という感じでした。

 

代表の新平さんが同郷のため、地元・富山県に帰るたび、新平さんの記事に触れる機会がありましたし、その度「わたしもいつか富山の仕事がしてみたい」と思っていました。

 

別のタイミングでは、家に置いているIWAKANを読むたび「どんな人たちがこれを作ってるのだろう」と思っていました (今思えば調べろよ、という感じなのですが。攻めた内容でありながらクリエイティブで、当時のわたしは “IWAKANが発刊されることの意義” を理解できる日本企業がいるとは思いもしなかったというか…なんとなく優秀なクリエイターが集う形で制作しているのかなと思っていました…)

 

また別の日には、渋谷の街で「#しかたなくない」を見かけ「痛みに寄り添ってくれるキャンペーンだ」と思いました。

 

そんな風に、同郷の新平さん、IWAKANや#しかたなくない など様々な接点でNEWPEACEの仕事は認知していましたが、NEWPEACEという会社名にようやくたどり着いたのは、あるイベントがきっかけでした。

 

それは、DEIBチームが開催していた「LGBTQ+コミュニティへのアライシップと連帯を示す緊急イベント」で、当時、荒井勝喜元首相秘書官が性的マイノリティや同性婚に関連して「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」と差別発言したことに対し、企業として対外的に起こせるアクションや社内の環境整備などについてゲストを呼び、ディスカッションをするというものでした。

 

日本の一組織が「私たちはダイバーシティ・インクルージョンに取り組む一企業として、同性婚の実現へ明確に賛同し、平等な権利のための法整備を求めます。」と宣言することがいかに難しいものであるか、フリーランスとしてさまざまな企業と連携しながら働いてきた5年間があるからこそ、その重みを想像できたのですが、それを宣言している会社がいる衝撃。

 

なにより、宣言するだけにとどまらず、政界における差別的な発言に対し迅速に「イベントを実施する」というアクションにうつすこと、そして急遽開催されるイベントにも関わらず、意志をともにするゲストを呼んで連帯を示しているということ(日々の信頼関係が垣間見えること)、このイベントを耳の聞こえない方にも届けられるようUDトークを取り入れ、より多くの方に情報が届けられるよう努められていること。

 

このイベント一つを通して、決して付け焼き刃ではない、NEWPEACEのスタンス、日々の積み重ねを感じましたし、純粋に「この人たちとチームになりたい」と、そう思った瞬間でした。

 

それから会社サイトを見にいって、これまで見ていた様々な案件が「実はNEWPEACEがやっていたものだった」と知ってからJOINを決めるまでは、言うまでもなく早かったです。

 

NEWPEACEという選択肢を探る中で見つけたERのテルメさんの記事で、「自分自身も意志に基づいて、自ら行動することで周りを巻き込み、社会に変化を及ぼす原動力でありたいと思う。」と書かれているのを読んだときは、この会社なら私が望む未来を誰も冷笑せずに聞いてくれると確信を持つことができましたし、改めて「誰も取りこぼされることがない社会」「多くの女性が自分の望む未来を掴み取りにいける社会」「私たちのために、政治家がいると思える未来」この3つが実現した世界に生きたい。そのために頑張りたいと感じたことを覚えています。

 

フリーランスとして過ごした5年間、口では「多様性」や「ジェンダー平等」を謳いながらも実情はギャップがある会社がたくさんある、ということを良くも悪くも体感しながら過ごしてきたので、実際、NEWPEACEの採用面接で自分のビジョンについて話したときに「視界を共有しながら話せている」と思えたことは、今でも忘れられないくらい、感激した出来事でした。

 

NEWPEACEの仲間と、掴みたい未来を共に実現していくために

ジェンダーギャップ116位/146位、LGBT理解増進法が成立してしまうような社会で、それでもひとつずつ前進するために。

 

自分に何ができるか考え、学び続ける。

 

そして、必要なときには闘う、声をあげるということを軽やかに選びとっていける大人であり続ける。

 

未来を生きていく子供たちに「大人も案外悪くないよ」と背中で示せる大人であれるよう、毎日健やかに、思う存分美味しいものを食べて、よく眠り、よく笑い、まずは自分自身がハッピーエンドを諦めない。

 

今わたしが所属しているCommuunity Management Unitはブランドアセットを用いつつ、背景にある価値観や問題意識のもとに、従業員やユーザー、ターゲットなどを含むコミュニティを形成、運営し、商品やサービス、ひいては企業のVision浸透の推進につとめています。

 

様々な企業と連携を取りながら課題に向き合っていきたいと思いますし、決して一時的ではなく継続的に取り組んでいくために、そしてその価値観をしっかり浸透させるために、コミュニティ運営はとても意義のあることだと感じていますし、入社以来、同じUnitに限らず「一緒に何ができるか考えたい」と話しかけてくれるメンバーがたくさんいることに「同じ景色を共有できる」ということの有り難さを実感しています。

 

今はこの場所で頑張っていきたいと強く思います。

 

 

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