ピックルボールワン丨新種のスポーツ「ピックルボール」を日本に浸透させるには
CHALLENGE
OUTCOME
アメリカを中心に新たなムーブメントとして、世界で最も成長しているスポーツ「ピックルボール」。年齢やスポーツ経験を問わずすぐ楽しめることが特徴。一方日本では、ピックルボールの認知度は低く、参入もまだ黎明期にある。そんな中、株式会社ピックルボールワンは国内でいち早く創業。第一人者として共にこの新たなスポーツの普及に取り組んでいる。
ピックルボールはコロナ禍のアメリカで爆発的に広がったスポーツだが、、コート環境などの違いから日本で広げるには幾つも障壁があった。そこで、NEWPEACEは、このマーケットリーダーを目指すピックルボールワン社とともに、ピックルボールの価値そのものの定義から着手。「競技としてのスポーツ」と捉えるのではなく、「ライフスタイルとして日常に溶け込むスポーツ像」をビジョンとして描く。
部活由来のスポーツではなく、みんながフラットに参加できること。そしてプレーする中で自然とコートがひとつになっていく、そんなピックルボールならではの体験を「FUN AS ONE」として再定義。「ピックルボールワン」という社名の提案とともに、このスポーツの価値を言語化した。




また、当時バラバラだったビジュアルとトーンを刷新。新たにロゴとブランドカラー(Sky Blue & Sun Orange)を開発。ロゴはピックルボールコートの中でも一つになる象徴としてのキッチンエリアをアイコン化。カラーリングは2トーンに設定。Sky Blueは、ラリーの合間に見上げる空の青さのような開放感を、Sun Orangeは、プレーの中で生まれる歓声や笑顔の高揚感を表現している。




加えて、ピックルボールワン社の世界観を象徴し、ムーブメントの震源地となる空間をプロデュース。銀座エリアに、日本初となるピックルボール専用ショップと特設コートを備えた拠点を開発した。ECショップやメディア、イベント、大会、体験会などを通じて、ピックルボールを「買って終わり」にせず、継続的に楽しむライフスタイルへの昇華を目指した。



壁一面に飾られたパドルとブランドカラーが生み出す空間は、初心者から愛好者まで幅広いプレーヤーを惹きつけ、ピックルボールの“聖地”として定着。SNS上でも口コミが広がり続けている。

ピックルボールワン社は、ミッションとして「産業のEnablerになる」を掲げている。一方で、「FUN AS ONE」で描いたピックルボール特有の“ひとつになる楽しさ”は、人間の本質的な欲求として、今後さらに求められていくと考えられる。
それは、従来のスポーツで重視されてきた「勝ち負け」や「技術」を超え、誰もが気軽に参加し、笑顔でつながることができる場の価値である。
この挑戦を通じて、ピックルボールは単なる競技を超え、都市に根づく新たなライフスタイルスポーツとしての可能性を切り拓きつつある。

高木 新平
Creative Director今井 祐介
Art Director / 株式会社電通大渕 寿徳
Chief Designer / 株式会社ファブリカ兵頭 美桜
Designer / 株式会社ファブリカ辻本 浩太郎
Photographer河部 明男
Retoucher染谷 英輝
Producer / 株式会社HOMEOSTASIS