PRONI | ビジョンを軸にしたリブランディングによる、社名変更とサービス統合
CHALLENGE
OUTCOME
「よいソリューションとなるようであれば、リブランディングを実施したい」というブランディングの有効性の根幹を問う相談から、NEWPEACEが伴走を開始。事業成長も順調ななかで、BtoBサービスに対して、ブランディングという行為を通じて、どのような課題を、どのような戦略とクリエイティブで解決をするのかというプロジェクトデザインから協業を始めました。
リサーチ、ブランド戦略の策定を経て、これまでユーザーに届けてきた体験、未来10年間でより届けていく体験を、ひとことで「プロに出会う。プロになる。」と表現、このコーポレートタグラインを元に『PRONI株式会社』への社名変更が決定し、ロゴ、ブランドムービー、全てのWebサイトが新しく作られ、フルリブランディングを行いました。
「受発注を変革するインフラを創る」ことをビジョンとするPRONIは、日本のビジネスパーソンの発注力にイノベーションを起こし、社会課題である日本全国の労働生産性を向上させるべく、第三創業期を歩み始めます。
「BtoBサービスにブランディングは必要だろうか?」「リブランディングはどのような未来を作り出すか?」。ブランディングの根幹を問う質問と、素晴らしいプロジェクトチェックリストを持って、代表取締役CEOである栗山規夫様にお越し頂いたところから協業がスタート。これまで10年間スタートアップとして自走してきたユニラボ社(現PRONI株式会社)が既に用意したリブランディングプランがあるなかで、無限の選択肢から検討を開始。
経営ボードメンバーにNEWPEACEがインタビューを行い、数万字に渡るインタビュー原稿を編集して納品。インプットを経て策定した広範なブランド戦略を「VISIONING sheet」としてグラフィックを制作。ビジネスマッチングサービスゆえの、ビジョンではなく俯瞰したマッチングスキームを伝えてしまうという課題や、業務の発注者とそれを受ける受注者どちらを見るブランドを目指すか、ユーザーに届ける「自由」はどのような自由か等、全方位の課題を分析。
数万字のテキスト、広範なブランド戦略から、未来のユニラボを指し示す一雫として「プロに出会う。プロになる。」という表現が生まれ、2回繰り返される音をとって「PRONI株式会社」への社名変更が決定。これをリブランディングの軸とすることが、満場一致で決定されました。
PRONIへ至るブランド戦略の策定を通じて、インターナルとして目指すべき方向性は明確になりました。経営の判断軸となる戦略や方針を、ユーザーに届けるクリエイティブとして翻訳フェーズへと移りました。visual identityの刷新には、ディレクターパートナーとして Hi! Design を招聘。クリエイティブの方向性をプロジェクトチーム全体で探るために、数ヶ月の間に100案を超える案を惜しみない提案を机に並べ、PRONIのロゴのあるべき方向性を探っていきました。
そうして決定したロゴは、明日役に立つのではなく10年後必要だったと振り返ることのできるロゴです。日本にまだないビジネス慣習である、プロに積極的に出会って協業することで、より自分の生業に集中し、またよりよい成果を生み出すという慣習を生み出すPRONI、そしてそれを体験するユーザーを、不可能を可能にする存在として「飛ぶペンギン」で表し、日本の労働生産性の改善にフルコミットするPRONIに相応しい、朝日をサブエレメントに用いました。
PRONIの内と外のクライテリア(判断軸)が完成し、次はより具体的なユーザー個人を想像するために、カスタマージャーニーを、現代における具体的個人像として描き始めました。PRONIとNEWPEACEが、その描写に最も適していると考えたのは映像でした。ディレクターパートナーとして洲崎翔氏とシェイクトーキョーを招聘。企画から考え始めず、脚本の前段階であるロングシノプシスに改訂を重ね、テキストから生まれたブランドであるPRONIの姿勢は、ここでも一貫しています。「プロになる」と言われても、個人の抱くイメージによっては、現代的な価値観としては共感できない。PRONIが思い描く未来の日本のプロの在り方を、ブランドムービーとして表現、社内外のカスタマーサクセスのイメージとなる、ブランドの判断軸となりました。
完成したブランドムービーは、大型シネマでPRONI全社員の皆様へ上映されました。
NEWPEACEが提唱する、ビジョン中心のデザイン手法であり、ブランドディレクションの方法であるVISIONINGは、ブランドの過去・現在・未来の変化の瞬間を記録します。創業DAY1よりビジョンから始まり、10年間ビジョンにかたちを与え、第三創業期を迎えるPRONIでも、VISIONING独自のブランドブックである「PRONI VISIONING Book」が編集・制作されました。エディトリアルパートナーは QUOTATION と オンフ(ここち)。本編では、代表取締役CEO栗山様の書き下ろしで、PRONIの夜明けが語られています。
ここではスピンオフとして、PRONIという新しいブランドのクリエイティブに関わったクリエイターズトーク(前編)をお送りします。
Webサービスである「PRONIアイミツ」は、以前は機能の異なる3つのサービスごとに分散していましたが、プロフェッショナルに最速で、最適な体験で出会うというコンセプトによって統合。SEO観点での制限や、スタートアップとしてビジョンや採用メッセージをまっすぐ届けなければならないこと、そして何よりビジネスシーンで新しいことを想像した後に、スピード感が落ちない優れたユーザー体験であること、このような難題を統合的に解決するために招聘したディレクターパートナーは ium 。PRONIコーポレートサイト、PRONI採用サイト、PRONIアイミツサービスサイトのトータルデザインを手掛けました。
PRONIは、未来のビジネスパーソンが、プロに出会うことで、自分自身もプロへと成長していく体験を届け、受発注を変革するインフラを創る企業です。このリブランディングのプロジェクトも、PRONIの協力の元、それに相応しい体制を目指しプロデュースしています。
「プロに出会う。プロになる。」がコンセプトだった本プロジェクトでは、NEWPEACEも数々のディレクターパートナーをプロジェクトに招聘。プロに出会い、NEWPEACEはブランドコンサルティングとクリエイティブディレクションに特化することで、単なる受発注の関係を越え、多くのプロフェッショナルの力が結集し、本リブランディングは実施されました。
NEWPEACEは、一緒に働くメンバーを募集しています!
募集中の職種は、こちらからご確認いただけます。
案件のご依頼や相談については、こちらのフォームよりご連絡ください。
山田 佑樹
本プロジェクトのブランド戦略立案からクリエイティブディレクションまで一貫して担った、シニアブランドディレクター。PRONIが生み出すサービスによって生まれる「自由」とは何かから考え、「プロに出会う。プロになる。」というタグラインを数万字のインプットの後執筆。社名「PRONI」を立案し、多くのディレクターパートナーズとクリエイティブをリード。
高木 新平
NEWPEACE代表として、PRONI代表の栗山規夫様のビジョンを深掘り、10年後のPRONIの像をリード。
桐野 遼
ブランドディレクターとして、プロジェクトの最初期から複数のクリエイティブデリバリーの完了までを常に伴走し、PRONIロゴにおいては、ペンギンが飛ぶ、というクリエイティブジャンプの種を生み出した。
森田 賢吾
VI アートディレクター / デザイナー(Hi! Design)森田 仁美
VI プランナー(Hi! Design)大崎 和則
VI ロゴデザイナー(COMACH)土肥 大志
VI ロゴデザイナー(COMACH)中塩 健吾
VI モーションデザイナー洲崎 翔
ブランドムービー プロデューサー汐田 海平
ブランドムービー プロダクションプロデューサー(シェイクトーキョー)石井 壮太郎
ブランドムービー ディレクター (DRAWING AND MANUAL)川又 り絵
ブランドムービー 脚本キム・ヤンス
ブランドムービー / 採用サイト 撮影(YOIN)山田 拓実
ブランドムービー 照明吉田 真紀
ブランドムービー 美術清水 拓郎
ブランドムービー スタイリスト池田 奈緒
ブランドムービー ヘアメイク犬養 奏
ブランドムービー 音楽磨田 幸樹
ブランドムービー 音楽プロデューサー(YUGE)志筑 司
ブランドムービー 助監督古市 あきほ
ブランドムービー ラインプロデューサー (Prism Pictures)レスパスビジョン
ブランドムービー ポストプロダクション関口 究
VISIONING Book 編集(QUOTATION)神岡 真拓
VISIONING Book アートディレクター(株式会社オンフ [ここち] )佐々木 匠
VISIONING Book デザイナー(株式会社オンフ[ここち] )小玉 千陽
All Webデザイン アートディレクター / デザイナー (ium)遠藤 小波
サービスサイト リードデザイナー (ium)森本 麻友
サービスサイト デザイナー / 採用サイト ディレクター (ium)加藤 瞳
サービスサイト デザイナー (ium)原 英寿
コーポレートサイト / 採用サイト リードデザイナー (Sunny.)下村 晋一
コーポレートサイト / 採用サイト テクニカルディレクター (5ive)安達 竜一
コーポレートサイト フロント+CMSエンジニア (5ive)中島 彩
採用サイト フロント+CMSエンジニア (5ive)