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TAIAN | 「祝祭で世界を動かす。」リブランディングプロジェクト

ブライダルの先にある20兆円の祝祭市場へ。創業者のWHYを起点に、TAIANの未来を再定義

クライアント
株式会社TAIAN
サービス
スタートアップ
ソリューション
CI/VI開発 / ブランド戦略立案

CHALLENGE

2020年の創業以来、ブライダル業界向け事業を起点に複数のプロダクトを展開してきたTAIAN。ブライダル業界に留まらない事業イメージがあるなかで、成長の先にあるビジョンをどう定義し、可視化するか。

OUTCOME

創業者・村田氏の「日本のプレゼンスを取り戻したい」という思いと、自身の経験で感じた「結婚式」の価値の根幹を紐解き、TAIANの存在意義を「祝祭」に集約。「祝祭で世界を動かす。」という新たなビジョンへ昇華した。約20兆円の「祝祭市場」を創造するテックカンパニーとしての未来像を再定義し、VIからコーポレートアイテムまで一貫して刷新。さらなる事業拡張に耐えうるマスターブランドを確立した。


事業領域の拡張とともに、新たな言葉と自己の再定義を必要としていたTAIAN。NEWPEACEは、創業者の原体験と社会への危機感を掘り下げ、経営戦略と事業を接続するビジョンを策定。さらに、策定したビジョンを体現するビジュアルアイデンティティを構築し、TAIANの非連続な成長を支えるブランドの土台をつくり上げた。

 

ブライダルの先にある未来を、どう語るか

2020年に創業し、「アツさとあたたかさで溢れる社会を実現する」というビジョンを掲げていた株式会社TAIAN。代表の村田氏は、自身の結婚式を機に開発したWeb招待状サービスを原点に、Web招待状・席次表サービス「Concept Marry」、All in One婚礼宴会システム「Oiwaii」、AIイベントプランナー「Canjii」へと事業を広げてきた。

 

事業が拡張する一方で、TAIANは「ブライダル業界向けのサービスを提供する会社」という印象が先行しつつあった。ブライダルはTAIANの原点でありながら、同社が目指していたのは、ブライダル業界にとどまらず、日本の停滞感を打破しポジティブなエネルギーで社会を前進させるという、より大きな変化を生み出すことであった。

 

NEWPEACEに期待されたのは、この未来像を言語化し、村田氏自身が熱量を持って語れる状態をつくること。そこで、インタビューを通じ村田氏自身のストーリーを掘り下げ、TAIANの存在意義を言語化することを提案。創業者の思いや言葉の中から、企業の目指すべき未来像を探るプロジェクトが始まった。

 

「失われた30年」と「結婚式」をつなぐ、祝祭というキーワード

インタビューを通じて明らかになったのは、村田氏が抱いていた「日本経済の停滞によって失われた30年を取り戻したい」という思いと、起業の原点となった自身の結婚式での体験だった。それは単なる儀式ではなく、人々が同じ場に集い、互いを思い、祝うことで生まれる特別な時間だった。その場に満ちる熱量は、人の心を動かし、前向きな感情や関係性を生み出していく。TAIANが目指していたのは、そうしたかけがえのない時間を、より多くの人へ届けていくことだった。

 

導き出されたキーワードは「祝祭」。

 

単なる「お祝い」ではなく、人を繋げ、社会を動かす力を持つ場である祝祭。その価値は、結婚式だけに留まるものではない。イベントやパーティー、レストラン、ホテル、旅行、ギフトなど、人が集い、感情を交わすあらゆる体験の中に存在している。人々のつながりを生み出すことで、社会を少しずつ好転させていく。その思想は、村田氏が抱いていた社会の閉塞感を打破したいという思いとも重なっていた。こうしてTAIANは、ブライダル企業ではなく、複数の事業領域を横断しながら「祝祭市場」を創造していくパイオニアとして再定義された。

 

 

 

 

TAIAN 村田氏と弊社代表 高木がリブランディングの裏側を語った対談の様子

 

 

新ビジョンは、「祝祭で世界を動かす。」。ブライダルのみならず、人と人とのつながりから生まれる熱量を社会へ広げていく。TAIANは、“祝祭市場”を切り拓くテックカンパニーとしての意思を明確にした。さらに、その思想を象徴するコンセプトとして「AI for Celebration」を掲げた。AIを単なる効率化のための技術ではなく、人の感情や体験をより豊かにするための技術として捉え、事業全体を貫く考え方として位置づけている。

 

力強い言葉にふさわしい、ボールドなビジュアルアイデンティティへ

ビジョン策定後、次に着手したのはビジュアル・アイデンティティの構築だった。新たなビジョンやステートメントが持つ力強さに対し、既存のロゴは繊細で穏やかな印象が強く、TAIANがこれから目指す姿との間にギャップが生まれていた。そこで、TAIANの内側から湧き上がる熱量と、社会を好転させていく意志を、より大胆で鮮やかなVIへと落とし込んだ。

 

 

 

 

ブランドカラーには、熱量や生命力を象徴する「TAIAN RED」を採用。ロゴは、「TAIAN」という字形の力強さを生かしながら、旧ロゴに反映されていた六曜の思想を継承し、人と人との“縁”や、社会を好転させていくエネルギーを感じさせる造形へと刷新した。

 

Webサイト、コーポレートアイテムまでを展開

新たなビジョンとロゴデザインを社会へ一貫して届けるため、コーポレートサイトも刷新。躍動感のあるVIをWeb体験へ展開し、TAIANらしい世界観を立体的に表現した。

 

さらに、名刺やZoom背景といった日常的な接点から、ポスターやスカーフなどのコーポレートアイテムまでデザインを拡張。祝祭の熱量を、オンライン・オフラインを横断して感じられるブランド体験へと落とし込んだ。

 

 

TAIANのオフィスエントランスに飾られているポスター

 

 

制作したスカーフを、社員の方々がパーティーで着用

 

 

創業者と企業のスタンスを再接続し、非連続な成長へ

今回のVISIONINGは、単なるビジョン刷新やロゴ変更に留まらない。創業者が抱いていた社会への危機意識と、事業の原点であるブライダルの価値を再接続し、TAIANという企業が「何のために存在するのか」「どの市場を切り拓いていくのか」という問いに答えを出すプロジェクトだった。

 

「祝祭で世界を動かす。」というビジョンのもと、TAIANはブライダル業界から飛躍し、“祝祭市場”を創造するテックカンパニーとしての意思を明確にした。力強く躍動するビジュアルもまた、その思想を社会へ伝えていくための重要な基盤となっている。

 

創業者の思想と事業の原点を再接続し、TAIANが切り拓くべき“祝祭市場”と、その存在意義に一つの答えを出したVISIONINGプロジェクト。NEWPEACEは、経営戦略からブランド表現までを一貫した思想で接続し、企業の未来を形にしている。

チーム

Team

NEWPEACE

  • 高木 新平

    Creative Direction

     
     
     

  • 波田野 奈津江

    Project management

     
     
     

  • 羽賀 瑛優咲

    Project management


     
      

Partner

  • 小杉 幸一

    Art Direction, Design - VI(株式会社onehappy)
  • ヤナギタジョー

    Direction, Design - Web(株式会社syncity)
  • 伊藤優樹

    Direction, Design - Web(株式会社syncity)
  • オオバダイチ

    Front-end Engineer - Web(株式会社syncity)

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