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価値観を仕事にするプロダクト「comcom」の誕生秘話、あるいは「みんなが生きやすい社会」について

「好きなものを好きだという、怖くて仕方ないけど」。

 

若い世代を中心に、社会現象といえるほどの人気を博す、とあるアーティストの歌詞にある言葉です。

 

事実、多様性が謳われる社会においても、多様性を否定する声があふれ、自分を素直に表現できずにいる人がたくさんいます。

 

こうした現実を遠ざけ、「みんなが生きやすい社会」の実現を目指すNEWPEACEは、コミュニティマネージャーをサポートする「comcom」を開発しています。

 

いったいなぜ、コミュニティマネジメントを支援することが、「みんなが生きやすい社会」の実現につながるのか。

 

「価値観が仕事になる社会をつくりたい」と語る事業責任者のひぐちなおやに、「comcom」の開発秘話と見据える世界について聞きました。

 

ひぐち なおや

1994年生まれ。東京大学工学部社会基盤学科卒業。大学では、都市コミュニティと文化の関係性などを探る。リクルートホールディングスに入社し、人材サービスのプロダクトマネジメントやUXDを担当。NEWPEACEに転職後は、プロダクトブランドのPMなどを担当したのち、コミュニティマネージャー支援事業「comcom」で事業開発とプロダクトマネジメントを行う。


NEWPEACEが手がける、多様な価値観を拾い上げるソフトウェア

 これまでコンサルティングに近い事業を展開していたNEWPEACEが、新たにプロダクト開発に乗り出した背景について、教えてください。

 

 

NEWPEACEは創業当時から、社会を“常識”から解放し、「多様性があふれる本来の社会」の実現を目指して活動してきました。

 

過去には旧態依然とした社会システムや前時代的な価値観を変えていく挑戦をしたこともあります。ただ、それでは「憎しみ合い」になってしまうこともあり、どうすればいいのかと考えていたんです。

 

そこで導き出した一つの答えが、価値観を塗り替えるのではなく、誰もが自分らしい価値観のまま生きていくことができる社会をつくることでした。

 

私たちは、ジェンダーに焦点を当てたクリエイティブスタジオ「REING(リング)」や日本のモビリティカルチャーをコンセプトとしたプロダクトブランド「ONFAdd」など、自社独自のプロジェクトも運営しています。これらはマイノリティとされる価値観に光を当てたもので、たしかに小さなコミュニティですが、そこから発せられる熱量は少しずつ世界を変えていました。

 

また、世界に与える影響は大きくなくとも、そこに集う人々は、たとえマイノリティであっても、自分らしく生きることができていました。

 

こうしたコミュニティが増え、大きくなっていけば、社会の常識を塗り替えなくとも、誰もが自分らしい価値観のまま生きていくことができるはずです。

 

それを実現するために生まれたプロダクトが「comcom」です。オンラインとオフラインを横断しながら、コミュニティマネジメントを支援していきます。

 

「comcom」は、多様な価値観に、居場所を与えるプロダクトなんですね。

そもそもコミュニティは、「ゲームが好き」「コスプレが好き」「ビジネスパーソンとして成長したい」……などなど、共通の価値観や目的があるから生まれるものです。つまり、自分の価値観をストレートに表現できる場所だといえます。

 

 

もしも、自分の生まれ持った価値観が社会全般で受け入れられなかったとしても、コミュニティがあれば居場所が生まれる。その意味で、多種多様な価値観を持ったコミュニティが世界中で生まれていくことは、社会が本来持つ多様性を引き出す一歩になると考えています。

 

かつては限られた一部の人の趣味であった「eスポーツ」や、いわゆるオタク文化なども、そこに理解を示すコミュニティがあったことで、今では多くの人にとって「自分らしくいられる場所」になりました。

 

多様な価値観を拾い上げ、それを社会に広げていくことは、社会そのものを変えずとも、今すぐにできるアクションです。それを実現するプロダクトが「comcom」であり、NEWPEACEのミッションである「価値観を仕事にする」をダイレクトに表現するものだと考えています。

 

コミュニティマネージャーが報われれば、居場所が増えていく

 「comcom」の具体的な機能についても教えてください。「コミュニティマネジメントを支援する」と掲げていますが、コミュニティマネージャーに焦点を当てているのはどうしてでしょうか。

人が集い、熱量が生まれているコミュニティには、往々にしてそれを支える人(=コミュニティマネージャー)がいます。支える人がいるからこそ、コミュニティが成立しているのです。

 

ただ、多くの場合、コミュニティマネージャーの貢献は見過ごされがちです。所属するメンバーに目を配り、コミュニティへの所属意義を感じられる配慮を日々実施していても、その陰ながらのサポートに光が当たる機会はそう多くない。

 

すると、モチベーションを失ってしまうかもしれませんし、金銭的なリターンがなければ、コミュニティそのものが消失してしまう可能性もあります。そうした事態を避けるには、コミュニティマネージャーの活動がもっと評価され、彼・彼女ら豊かに働ける社会をつくらなければいけません。

 

「comcom」のゴールは多様な価値観を持ったコミュニティが世界中に溢れ、それらから発せられる熱量が伝播していく社会をつくることであり、その第一歩としてコミュニティマネージャーを支援しているのです。

 

 

 具体的には、どのような支援を?

①コミュニティ全体の傾向に加え、メンバーの関係や各アクションのモニタリングや分析を1ステップで行えるダッシュボード「comcom Analytics」、②コミュニティ運営者のためのコミュニティ「コミュマネLAB」、③複数のコミュニティ運営経験と「comcom Analytics」で収集した定量データをもとにした運営サポートの三本柱で、コミュニティの活性化を支援しています。

 

 

また、コミュニティに新しいマネタイズの手段を提供するチャレンジもしていきます。従来のコミュニティは、所属しているメンバーが課金するモデルが大半です。それゆえ低単価で大人数か、高単価で少人数かの二択しかなく、生き残るための設計が難しい。

 

でも、例えば企業から広告収入を得られるようなアプローチはとれないでしょうか。分析機能によって、「どのような人が多く所属しているのか」「どのような話題がしきりに話されているのか」といった情報を可視化できるため、ある程度の規模感になっていれば、そこに企業が広告を配信するのは自然な流れです。

 

みなさんにも「Instagramを見ていたら、まったく興味のない広告が出てきた」といった経験が少なからずあると思います。さらに、サードパーティ製のCookie規制なども進み、精密なターゲティングの難度はより高くなっていくでしょう。

 

そうした情勢に鑑みても、所属するメンバーの属性が明確なコミュニティへの広告配信は、自然な流れだと思います。

 

コミュニティマネージャーが、「この情報だとうちのコミュニティに合うかもな」とコミュニティの利益になるようにジャッジするシステムも検討していて、それができれば「誰かが不幸になる広告」を配信する必要性が減ります。三方良しですよね。

 

まだマネタイズの部分は未完成ですが、今後はコミュニティマネジメントの「ゆりかごから墓場まで」に寄り添い、コミュニティの活性化を支援していきたいと考えています。

 

生き方や価値観にも、まるで音楽のような多様性を

 社会に多種多様なコミュニティが生まれ、それらが活性化していった先にある未来は、どのようなものだと考えていますか。

繰り返しになりますが、まずは「みんなが生きやすい社会」になっていくと思います。

 

本来、生まれ持った価値観は、誰かに制限されるものではありません。ただ現状、それを否定されることも少なくない。でも、同じ価値観を持った人と連帯することができれば、「自分を素直に表現してもいいんだ」と思えますよね。

 

あとは、シンプルにおもしろいものが生まれやすい社会になると思います。

 

価値観が一辺倒だと、当然同じようなアウトプットしか生まれませんが、価値観が多様だと、まったく異なるアウトプットが生まれますよね。

 

音楽に多様なジャンルがあるのは、多様な価値観が存在するからです。ジャズがあって、ロックがあって、渋谷系があって……といったように、マイノリティだった価値観から、いくつものメインストリームが誕生しました。

 

多様な価値観を許容することは、他の価値観を否定することではないので、社会的に許されないものでない限り、どれだけ多様になってもいいはずです。音楽がそうであったように、あらゆる領域で多様性の輪を広げ、イノベーションを起こりうる社会にしていくことも、「comcom」の存在意義だと思っています。

 

弊社の事業は「VISONING」、つまり、社会が本来持つ多様性を引き出すシーンを増やし、比較や差別を超えた新しい平和をつくっていくことです。

 

「comcom」が行うコミュニティ支援は、まさに「VISONING」であり、代表である高木が創業時から思い続けている「価値観が仕事になる社会」をつくる起爆剤になると思っています。

 

「みんなが生きやすい社会」というデファクトスタンダードをつくる

 これからNEWPEACEのメンバーになり、「comcom」の開発に携わるメンバーに伝えたいことはありますか?

ビジョンに掲げた「価値観が仕事になる社会」を実現するには、いろんな人が自分らしくすごせる居場所が必要で、居場所をつくるにはテクノロジーが必要で、人が集う場をつくり続けるにはマネタイズも重要になります。

 

その土壌になるのが「comcom」です。つまり、足元を見ればプロダクトを開発していますが、つくっているのは「みんなが生きやすい社会」なんです。

 

大きな夢を描いている分、簡単なことではないと理解しています。事実、コミュニティのモデル化は学術的にも明確な答えが出ていません。

 

ただ、コミュニティのデータを膨大に保有しているNEWPEACEなら、例えばデザイナーにとっての「Figma」や、カスタマーサクセスにとっての「HubSpot」のように、コミュニティマネージャー支援のデファクトスタンダードをつくれると信じています。

 

前人未到の挑戦をしているので、申し訳ないですが、朝令暮改は日常茶飯事です。目まぐるしく日常が変化していきますが、スクラップアンドビルドを厭わない、好奇心旺盛な人であれば、最高に楽しい挑戦ができる場だと自負しています。

 

詳しくは弊社エンジニア・ひろすけのインタビューを読んでいただければと思いますが、稀有なデータを大量に保有しているので、開発者の腕がなる環境でもあります。

 

基盤が整ったこれからのフェーズは、事業をつくっていく上で一番おもしろいタイミングです。

 

少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ一度、お話ししましょう。ぜひ、あなたの価値観を聞かせてください。

 


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